9月23日(金)  予算特別委員会

問1 全国植樹祭におけるお手植え杉と飛騨高山地域について

(1)旧細入村西笹津地内のお手植え杉の周辺整備について、県が主体的に管理するなど、継続的に支援すべきと考えるがどうか、所見を問う。

現在は地元の方が、お手植え杉を守る会を組織し、草刈りなどの維持管理や周辺整備に努めているが、今後の管理方法を考える必要がある。

(農林水産部長)

(2)旧細入村、砺波の頼成の森、魚津桃山運動公園と3か所のお手植え箇所を連携させた体験学習や、バスツアー等を企画できないかと考えるがどうか、所見を問う。

森づくりや植樹・育樹の理解を深める小学生の体験学習、大人向けのバスツアー、県政バス教室のメニューへの組みこみなど、色々な企画が考えられる。

(農林水産部長)

(3)県では去る9月17日からJR富山駅・富山空港と高山駅をつなぐツアーバスを走らせているが、ツアーバスへの期待と1週間がたった現時点の評価について、問う。

(観光・地域振興局長)

(4)高山本線の利活用促進を含めて、今後、どのようにして飛騨高山地域との結びつきを強めていくのか、所見を問う。

高山市への大勢の観光客を富山に誘客するとともに、富山空港や富山駅を高山の玄関口としてPRするなど、飛騨高山地域と連携していくことは大事。

(知 事)

 

問2 少子化対策について

(1)本県の三世代同居の現状について、世帯に占める割合はどのように推移してきており、全国と比較するとどのような状況であるか、問う。

(経営管理部長)

(2)今年度から三世代同居等による住宅の新築等を実質無利子化とした、住みよい家づくり資金融資について、無利子化の効果はでているのか、申込状況と期待する効果について、問う。

(土木部長)

(3)市町村と連携し、子育て家庭の負担の軽減につながる、三世代同居やインビジブルファミリー(同居せず、近居・隣居で支え合う家族)へのさらなる支援が必要と考えるがどうか、所見を問う。

第4子以上が誕生した際の、県立文化・スポーツ施設の利用パスポート配布を三世代同居等にも拡充することも検討すべき。

(知 事)

問3 インバウンド支援とアウトバウンド促進について

(1)Wi-Fi整備について、セキュリティ対策が講じられていない場合、総務省から整備費用の補助を受けられなくなるとの情報もあるが、これを踏まえて、TOYAMA Free Wi-Fiの整備状況、今後の整備目標と取組み方針について、問う。

県内に観光客を呼び込むためにはネット環境を整備し、観光地情報や交通アクセスなどの観光に便利な情報を入手しやすい環境を整備することが非常に重要。

(経営管理部長)

(2)外国人旅行者の満足度向上と観光消費の拡大のため、県として、多言語コールセンターの取組みを進めるべきと考えるがどうか、所見を問う。

宿泊施設、飲食店、免税店等における外国人旅行者との円滑なコミュニケーションを支援するため、近年、電話通訳サービスや、翻訳サービスなどを行う多言語コールセンターサービスの提供を行う県が多くなっている。

(観光・地域振興局長)

(3)アウトバウンド促進のため、広く県民に、富山空港を発着とする海外旅行の魅力をPRする等の工夫が必要と考えるが、今後どのように取り組んでいくのか、所見を問う。

航空路線の維持・拡大を進めるためには、インバウンドばかりではなく、相互交流が大事。

(知 事)

 

問4 産業振興のための若者定着支援基金について

(1)基金を活用した奨学金返還助成制度について、対象とする学生の範囲や助成額、産業界からの出捐方法や出捐額など制度設計はどうなっているのか、問う。

(商工労働部長)

(2)奨学金返還助成制度の更なる活用も含め、今後、UIJターンの一層の促進にどのように取り組んでいくのか、所見を問う。

(商工労働部長)

 

問5 交番相談員について

(1)交番相談員の役割や現在の県内における配置状況、交番相談員一人配置するための所要額について、問う。

(警察本部長)

(2)県内の全交番への早急な交番相談員の配置が必要と考えるがどうか、所見を問う。

交番勤務員の不在を解消、地域の安全・安心を守るためにも何かあってからでは遅い。

(警察本部長)